高3受験生のみんな、いよいよ入試を目前にして不安でいっぱいになってない?

大丈夫、ヒーローになる(=合格する)ためにねらいを定めれば、願う未来が手に入るのだ。

HEROチャレンジ2022Finalで合格をロックオンしてばく進せよ!


メンタルが整う入試スケジュールを組もう

前のステップでは「行きたい併願校を決めてゾーンを広げる方法」を紹介したよ(進捗はどんな感じかな?)

今回のテーマは「心と体に余裕を!先輩の例を参考に自分のメンタルが整う入試スケジュールを組もう」だよ。

試験日が重なっていないかを確認することはもちろん、体力や心に無理がないかを考えながら入試の予定を組むことが大事になるのだ。

スタサプ講師 神崎先生からのアドバイス


●長い入試期間を制するのは「メンタルケア」

大学の入試は長期戦。メンタルをどう保つか、どう立て直すかのシミュレーションが大事になります。

Study!メンタルを整え第一志望に向けて気持ちをアゲるための方法

とっても重要な高3冬のメンタルケア。

第一志望に向けて気持ちをあげるためのポイントは「ENERGY・AVOIDING・SHARING」の3つにあり!

メンタルを整え気持ちをアゲるための3つのポイント

①ENERGY
体力的に余力を残せるようにしておく

▷入試は頭も体も疲れるので、3日以上入試日が連続するのは避けたい。遠征する場合はできるだけ1回に。

②AVOIDING
落ち込みそうなイベントは事前に避ける

▷「入試問題が解けなかった」「不合格だった」など。その次の日に別の学校の入試日が重ならないようにしたい。
>>落ち込んだら今までの自分を再確認

▷今まで勉強してきた参考書やノートを見返して、「ここまで自分は頑張ってきたんだ」という自信を取り戻そう。
③SHARING
保護者にスケジュールを共有しておく


▷受験料や入学金が必要になり、締め切りもあるため、保護者と予定を確認することが大事。そもそも、どの大学を受験したいかも相談を。

スケジュールのシェアをするために、完璧じゃなくていいのでまず予定を組み始めるところからスタートしよう。

はじめから完璧なスケジュールを組むのは難しいので、まずは手をつけてみて。細かくは後々詰めればOK。

ACTION!共有シートを作ろう

スケジュールを組めたら、共有シートを作ろう!

予定を表にして保護者と一緒に書き込んでおけば抜け漏れなく安心。

●要確認!チェックポイント

□資料は事前に確認を

ぎりぎりになって慌てて願書を提出することのないよう、前もって取り寄せて中身を確認。

□入学金を納入する必要あり
入学手続きには入学金が必要になるため、第一志望校の合格発表前に併願校の締め切りがあるなら注意を。

LOOK!先輩の入試シーズンのメンタルをみて参考にしよう

具体的なイメージをつかむためには先輩HEROの経験を参考にするのがおすすめ。

3人の先輩のメンタルグラフをチェックせよ!

併願校をしっかり決めて入試本番もメンタル安定(咲友里先輩・人間科学部)

●併願校をしっかり決めて入試本番もメンタル安定(咲友里先輩・人間科学部)



①志望校について

中学のころからメディアや放送業界に興味があり、卒業後にアナウンサーなど放送業界に進んでいる人が多い大学を探して受験校を決めた。

②12月までにやったこと:気になった併願校は資料を取り寄せ
少しでも気になった学校があればすべてパンフレットと願書を取り寄せて、受験日や受験会場を確認した。

③保護者への共有:お金や書類のことはすべて保護者におまかせ
受験料のことは考えず、受験日程を優先させてもらった。書類についてもすべて保護者が取りまとめてくれた。

④ターニングポイント:併願合格をきっかけにUP
共通テストの英語が思うようにできず、自信をなくしたけれど、併願校の合格をきっかけにやる気全開!

センター試験を確実に押さえてメンタルUP(てんちゃん先輩・政策学部)

●センター試験(共通テストの前身)を確実に押さえてメンタルUP(てんちゃん先輩・政策学部)



①志望校について

たくさんのことに興味があり志望校決めに苦労した。

広く浅くさまざまなことを学んだうえで専門を決められる学校をみつけ、第一志望に。

②12月までにやったこと:カレンダーを使って仮予定を書き込んだ
視野に入れている併願校を含めて、真っ白なカレンダーに入試の予定を書き込み、連続していないかを確認。

③保護者への共有:振り込みはおまかせ、手続きは自分で
受験料の振り込みはすべて保護者におまかせ。

その代わり手続きは自分で行い、保護者に最終確認をしてもらった。

④ターニングポイント:センター試験で波に乗れた
センター試験で最高点を叩き出すことができ、その後の本命入試もやる気満々。

疲れもあったが落ち着けた。

不安になりがちな遠征も早め準備で実力発揮!(chii先輩・教育学部)

●不安になりがちな遠征も早め準備で実力発揮!(chii先輩・教育学部)



①志望校について

一人暮らしへのあこがれがあり、第一志望は実家から遠く離れた大学に。

併願校は経済的な面から奨学金など制度の面も調べて選んだ。

②12月までにやったこと:周りの友人の勧めで早めにホテルを予約
試験会場が遠かったため12月上旬にはホテルを予約。

家探しも考えて受験日の1日前から宿泊。

③保護者への共有:準備はすべて自分で、お金は保護者におまかせ

提出する書類などはすべて自分で準備し記入をした。

お金に関しては保護者にお願いをして振り込んでもらった。

④ターニングポイント:早め準備で遠征も安心
共通テスト後は気持ちを切り替えリラックス。

遠征準備を12月中にしておいたため実力を発揮できた。

【作ってみよう】第一志望に向けて気持ちをアゲるロックオンシート

第一志望に向けて気持ちをアゲることが重要なのはわかったけれど、実際にどう組んだらいいの?というキミへ。

書き込むだけでイメージ&シミュレーションができるシートの作りかたを伝授するよ。

自分のメンタルがどうなるといいのか、目に見える形にしてみよう

A4ノートを用意してね!

シートはこんな感じで作っていくよ。

ロックオンシートの作りかた

●ロックオンシートの作りかた

①A4ノートに表を作る

縦の列は1マス(メンタルを書く欄)+日数(入試スタート日から、最後の入試が終わるまで)に。
横の行は日付(1マス)+メンタル予想(3マス)を書き入れる。


②入試日と合格発表日をそれぞれの欄に書き込む
メンタル予想の該当するマスに書き入れてみよう。
メンタル上げたい:第一志望入試日/共通テスト(重要な人)
メンタル下がるかも:チャレンジ校の入試の次の日/チャレンジ校の合格発表
平常心:その他の日(安全校の入試日など)

③それぞれを緩やかに線でつなぐ
②で書き入れたところを線でつなぐとキミのメンタルグラフが予想できるようになる。


④余力のあるスケジュールになっているか確認【ENERGY】
体力的に無理をする計画になっていないか下記をチェック。
□3日以上入試日が連続していないか
入試日が重なりすぎると体も頭も疲れて、実力が出せなくなる。

□何度も遠征する予定になっていないか
飛行機や新幹線、ホテル宿泊が必要な遠征は1回が望ましい。

⑤落ち込みそうなイベントが重なっていないか確認【AVOIDING】
メンタルが回復できないスケジュールになっていないか下記をチェック。
□チャレンジ校の入試日の次の日も入試が入っていないか
チャレンジ校の入試翌日は「解けなかった」と落ち込む可能性があるため空けておきたい。

□合格発表日の次の日に第一志望群の入試日が入っていないか
万が一不合格だった場合、不安なまま入試を受けなくてはならず、実力を発揮しづらい。

>>>④と⑤にチェックがつかなかったら、異なる入試日程がないか、ほかの併願校がないかを確認
⑥メンタルを上げるためにすることを書き込む
シチュエーションごとにメンタルを上げるための対策を書いてみよう。
く合格発表でメンタルが下がりそうなら>
自分のせいにせず、自信を取り戻せる方法を考えておこう。

Ex. 
・今までやった参考書、ノート、過去問を見返して自分をほめる
・「運が悪かった」と思うことを書き出す・合否をその日に見ない
く入試の翌日にメンタルが下がりそうなら>
過ぎてしまった過去は気にせず、活用できる方法を考えて。

Ex.
・できなかったと思った分野をもう一度復習する

⑦保護者に伝える【SHAREING】
ロックオンシートと共有シートを見せながら、保護者に受験したいと思っている学校のことや、やってほしいことを伝えよう。
スタサプ講師 神崎先生からのアドバイス


●入試期間はSNS断ちがおすすめ

SNSでは、合格した友達が見えてしまったり、不安をあおる情報があふれていたりするので、触れないようにしましょう。

HEROチャレンジ2022FinalのPart2「メンタルが整う入試スケジュール編」はここまで。

続きの「過去問を使った受験校対策」「スタサプ講師の先生からのアドバイス」は12月後半に掲載予定だよ。

お楽しみに!


スケジュール管理自体は意識している人が多くても、入試や合格発表後のメンタル予想まではできていない人が多いんじゃないかな?

でも実は成績や合格にも影響大な超重要ポイントなのです!

だからこそスケジュールをまとめてメンタル予想を可視化することをおすすめしたい。

みんな、ロックオンシートを作って気持ちを上げていこう!

※※※これまでのHEROチャレンジを振り返りたい人はここからチェック!※※※

【6〜8月】HEROチャレンジ2022 第一章 夏はニガテを完全撃破!

  時間がたっぷりとれる夏。自分の苦手にとことん向き合う時期に。

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■高3の1年間を本気サポート!HEROチャレンジで勉強のニガテを完全撃破!

HEROチャレンジ2022 第一章 Part1

HEROチャレンジ2022 第一章 Part2

HEROチャレンジ2022 第一章 Part3

【9〜10月】HEROチャレンジ2022 第二章 秋は伸び悩み期を越えよう!  

伸び悩み期は、このあとキミがぐんと伸びるために必要な期間になる。

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■現役合格力を爆上げ!HEROチャレンジで伸び悩み期を乗り超えよう!

HEROチャレンジ2022 第二章 Part1

HEROチャレンジ2022 第二章 Part2

HEROチャレンジ2022 第二章 Part3

【11月~12月】HEROチャレンジ2022 第三章 冬は合格をロックオンしてばく進せよ!  

高3の冬は合格にねらいを定めて突き進もう。

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■現役合格力を爆上げ!HEROチャレンジで合格をロックオンしてばく進せよ!

HEROチャレンジ2022 第三章 Part1
※記事内のコメントは大学1~4年生(1118名)のアンケート調査によるものです。
※記事内の情報は2022年10月現在のものです。

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Text-Edit/Ayumi Saito
Illustration/Sanpei Hirado
Design/Yujiro Suga
Mina Yokota(ma-hgra)
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